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 従来より、企業PR・各種イベントなどで大量消費されている広告媒体としてのプラスチック使用のうちわを環境保全の視点から観た場合、どうでしょう? 確かにプラスチックうちわの中には、その骨組み部分に再生プラスチックを使用し「エコロジーうちわ」と称して出回っています。
 しかし残念ながら、「製品ライフサイクルの考慮」の観点から考えると、大量に消費市場にバラまかれたプラスチック製うちわが、紙の部分とプラスチックの部分とを分別され再リサイクルされることは、非常に困難な事と考えられ、従って、大部分のプラスチック製うちわが廃棄されていると思われます。
牛乳パック再生紙で出来た「ミルクル」うちわは、100%紙製の環境完全配慮型の商品です。使用後は回収して再度リサイクルネットワークの中にもどる事も可能です。又、「牛乳パック再利用マーク」(パックマーク)を使用できるため、環境問題に取り組む姿勢をアピールできます。

「ミルクル」うちわはリサイクル可能な牛乳パック再生紙で100%構成されています。

牛乳パック・酒パックの再生紙を利用。回収された牛乳パック・酒パックは通常、製紙メーカーに集められ様々な用途の再生紙として生まれ変わります。代表的な商品として、トイレットペーパー・ティッシュペーパー・紙製のファイルケース等があります。
しかしながら、100%バージンパルプの牛乳パック、酒パックの再生された紙繊維は強さ・弾力性を持ち非常に良質であるのにもかかわらず、ダイレクトにトイレットペーパー等、回収不可能な商品に生まれ変わるのは再生資源の有効な再利用といえるでしょうか。「ミルクル」うちわは、製紙メーカーとタイアップし、牛乳パック再生紙の特徴である紙の強さを生かした「100%紙製の素材」で作られています。(図-1参照)
「ミルクル」うちわは100%紙製のうちわとして、強度・実用性に工夫がされています。
製紙メーカーとタイアップして開発された牛乳パック再生紙を送風体(あおぐ部分)として使用して、再生板紙の強度を十分配慮した上に、更に放射線状の型押罫線を加工する事により、強度アップを実現しました。紙の繊維の流れと型押罫線を組み合わせ、うちわとして従来の紙製うちわにない実用性が得られました。又、この型押罫線加工はデザイン的な側面もあり、よりうちわらしさを表現するにもやく立っています。(図-2参照)


















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